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ラジオ体操とファシズム

2018/ 08/ 02
                 
【ラジオ体操】 国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操のこと。またはその体操用音楽をピアノ伴奏にのせて指導を行うラジオ番組。なお、日本で単に「ラジオ体操」という場合、後述の「ラジオ体操第1」を指すことがある。(Wikipedia)

 子ども時代の夏休みの思い出の一つがラジオ体操。毎日の出席を証明するハンコを押す欄が設けられた体操カードが夏休み前に学校で配られ、出席した日ごとにハンコを押してもらった記憶がある。あらかじめカードの隅に紐を括りつけ、首にぶら下げて参加したものである。

 子どもたちは町内ごとに決められた場所で体操に参加した。たとえ長い夏休みであっても、ラジオ体操は効率的に子どもたちを管理することができる絶好の集団訓練の場と今でこそ思うけれども、当時は素直な小学生、夏休み中のラジオ体操の効能なんて思いもよらなかった。

 日本放送協会の設立は1926年。ラジオ体操の全国放送は1929年2月11日から実施されたことになっているが、ラジオ体操が元軍人(軍楽隊学長)のアナウンサーによる全国放送として定着するのは1934年以降という。

 1929年といえば、世界恐慌のはじまりとされるニューヨーク株式市場大暴落が起きた年。日本ではいよいよファシズムが台頭していく。1931年の満州事変。1937年の盧溝橋事件を皮切りとした日中戦争開始。1941年12月のマレー半島上陸、ハワイ真珠湾攻撃。

 ラジオ体操は少国民を育成するための絶好の手段となっていったのではないかと想像される。

 今、少子高齢社会の真只中。ラジオ体操の担い手は現役を引退した高齢者たち。早朝ウォーキングの最中、午前6時30分になると、ラジオ体操の開始を告げるラジオ放送がどこからともなく聞こえてくる。地域の公園など開けた場所に集う人々。年配者の交流の場としてのラジオ体操。

 ラジオ体操の持つ意義は時代とともに変化しているが、国策に盲従する国民を育成するためのラジオ体操だけは御免蒙りたい。
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