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悪夢の高速増殖原型炉もんじゅ

2018/ 08/ 04
                 
 二十年来、定期購読中の毎日新聞に、二日連続で廃炉「手続き中」の高速増殖原型炉もんじゅの記事が載せられた。

 もんじゅの燃料取り出し作業は、人が立ち入れない区域があるため遠隔操作で行うという。そこで、日本原子力研究開発機構は本格的な作業の前に、安全性に影響しない制御棒を燃料プールから移動させる試験を7月26日まで行ったのだが、移動先の専用容器や区画を監視するカメラ2台のレンズが曇り、作業を確認できなかったという。(ここまでは8月3日の記事)

 そして8月4日の記事。

 原子力機構が3日に発表した内容だが、不具合が見つかった監視カメラの状態を確かめる作業中に、1日、核燃料を取り出す出入機の異常を示す警報が鳴ったという。原因はつかみ手部分に付着したナトリウム。7月にも同じ部分で警報が鳴っていた。

 本格的な廃炉作業に入る前の段階での相次ぐ不具合。7月末予定の本格作業の開始を8月中に延期していたそうだが、このままではいつになることか。廃炉が正式決定されたのは2016年12月21日。すでに一年半以上の年月が経過している。

 文殊菩薩にあやかって「もんじゅ」と名づけられた高速増殖原型炉。さすがに「もんじゅ」だけあって人知を寄せつけないようだ。誰も「もんじゅ」の暴走を止めることはできない。徒らに時間が過ぎるのだろうか。

 新聞記事からは、原子炉容器や燃料プールがなぜナトリウムで満たされているのか読みとることができないが、ナトリウムは高速増殖炉の冷却材として使われている。一般庶民はナトリウムといえば、塩化ナトリウム、塩を連想するのだが、ここでは溶融金属ナトリウム。

 ナトリウムは、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されており、水と激しく反応するかなり手ごわい存在なのである。誰もが連想する塩化ナトリウム、塩水ではない。消防法では第3類危険物に指定されている。
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